映画「翔んで埼玉」を見てきました。
東京に行くには通行手形がないと強制送還される、さらに通行手形を持っていても差別され続ける埼玉人
そこで自由を求めて闘う埼玉解放戦線!果たして勝負の行方は?
という真面目に作ったらどこまでもシリアスになりそうなストーリーを見事なまでのギャグで茶番劇に昇華した作品でした。
いやあ面白かったです。しかし見ながら謎の涙が出てきました。
笑いすぎたのかもしれないし感動したのかもしれません。
とりあえず埼玉県民と千葉県民の感想を聞いてみたいです。
以下ネタバレ感想
東京に行くには通行手形がないと強制送還される、さらに通行手形を持っていても差別され続ける埼玉人
そこで自由を求めて闘う埼玉解放戦線!果たして勝負の行方は?
という真面目に作ったらどこまでもシリアスになりそうなストーリーを見事なまでのギャグで茶番劇に昇華した作品でした。
いやあ面白かったです。しかし見ながら謎の涙が出てきました。
笑いすぎたのかもしれないし感動したのかもしれません。
とりあえず埼玉県民と千葉県民の感想を聞いてみたいです。
以下ネタバレ感想
てっきり通行手形が必要なのは埼玉県だけかと思いきや千葉県もまた通行手形が必要で、千葉解放戦線というものが存在しているというのにも驚きました。
そして対立する埼玉解放戦線と千葉解放戦線がやがて協力して共に東京都へ進撃するという熱い展開。暗躍する神奈川県。秘境の地・群馬県。ついでのように登場する栃木県と茨城県。
そして都知事の息子でありながら埼玉解放戦線に身を投じることになる壇ノ浦百美。
二階堂ふみさんが演じているので最初女性だと思っていたらまさかの男性でびっくり。
そして埼玉を解放せんとするアメリカ帰りの帰国子女、隠れ埼玉県人の麻実麗。
彼こそ選民思想の塊だった壇ノ浦百美を変えていくキーパーソンで、まさにGACKTさんがハマリ役でした。
序盤の壇ノ浦百美に仕掛ける鮮やかで圧倒的なハニートラップは本当にすごかったです。
でもその後の二人を見ていると実はハニトラではなくて麻実麗にとっては普通の振る舞いだったのかもしれないと思いました。
壇ノ浦百美が葛藤し苦しみながらも健気に逃避行を続け、ついにはたった一人で実の父親と対決する姿にはなんだか感動しました。
しかし同時にその葛藤と苦しみにも笑わされる要素が満載でもうとにかく笑っていいのか泣いていいのか心の置き所が大変でした。まあ笑いましたけど。
埼玉VS千葉の合戦、さらに東京へと攻め入る幟の数々に目を凝らしたら、「山田うどん」「霞ヶ浦」などいろいろでとにかく面白かったです。
なぜ「霞ヶ浦」?と思ったら茨城も栃木も群馬も共に東京に攻め入ったと知って納得しました。
しかし大河でもお目にかかれない数の大合戦だなあと謎の感慨を覚えました。
そして幟も文化だなあと。合戦の場にふなっしーもいたらしく、気づけずに残念でした。
それと崎陽軒のシウマイ、食べたことがないのですがあのひょうたん型の陶器は何だったのか。調べたらどうやら醤油入れらしく。今度見かけたら買ってみたいです。
あと「ちばらき」って千葉に近い茨城と、茨城に近い千葉のいわゆる利根川周辺の地域の総称だと思っていたので、「ちばらき」が煽り文句として使われていて驚きました。
以前こんな観光マップも見かけました。
茨城では他にも「ちばらき」ってタイトルについたフリーペーパーを見たことがあるのですが、茨城側と千葉側では受け取り方が違うのでしょうか。他県出身者としては安易に使用しない方がいい言葉なのか判断が難しいですね。
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