徒然雑記

映画「砂漠でサーモンフィッシング」を見ました。
「イエメンで鮭を釣りたい」だなんてアラブの富豪の夢物語が、
英国政府の思惑と合致して、次第に現実に近づいていくという驚きのストーリーでした。

主人公は水産学者のジョーンズ博士。
そして仕事の相方を務めることになったコンサルタント会社の才媛ハリエット。
プロジェクトの進展とともにこの二人の関係もどんどん変化していきました。

以下ネタバレ

二人の関係の変化もこの映画の見所の一つなんでしょうが、 ジョーンズ博士は既婚者だし、
ハリエットも恋人がいるので正直素直に応援できるカップルではありませんでした。

この二人の関係だけがメインの映画だったらきっと途中で見るのをやめていたと思いますが、幸いにも「砂漠でサーモンフィッシング」という、
バカバカしいまでに壮大なプロジェクトがこの映画のメインでした。

そのプロジェクトの出資人であるアラブの大富豪・シャイフが登場人物でも随一の人格者で、
とにかくかっこよかったです。

しばしば登場する英国首相の広報官マクスウェルもとてもクセのある人物で、登場するたびについ笑ってしまいました。

映画全体で見るととてもよくまとまっていて、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。