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2025/06/24 17:52 |
日光東照宮 隠された真実
義実家の還暦お祝いで日光に行くことになりました。

そこで行く前の予習として
日光東照宮隠された真実
三人の天才が演出した絢爛たる謎 (祥伝社黄金文庫) 宮元健次
を読みました。


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この本は様々な思惑によって成り立った日光東照宮を、
その建築に関わった狩野探幽・南光坊天海・小堀遠州の3人に焦点をあて、
そこから日光東照宮の謎と魅力を様々な視点から解き明かすといった内容でした。

家康には政治家としてのイメージが強かったので、
この本によって宗教家としての家康の側面を初めて知りました。

私は家康亡き後の幕府が勝手に家康を神格化したと思っていたので、
家康自身が生前から自らを神とする構想を持っていたことに驚きました。

また家康が秀吉の豊国信仰を根絶やしにし、神の座から引きずり下ろすとともにその神格化の秘儀を自分の神格化に利用したことに、正直ちょっとひいてしまいました。えげつないっす。

秀吉、家康両方の神格化に関わった吉田梵舜の呪い、これもまたタイミングが合いすぎていて恐ろしい。

上記の感想だけだとまるでトンデモ系オカルト本の感想ですが、
本書は呪いの存在を肯定したりするものではなく、
史料を提示して、当時の人々の思惑を読み解いていっている真面目な本です。

なかなか楽しく読むことが出来ました。日光に行く前に読めてよかったです。
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2014/05/22 20:25 | Comments(0) | 読書
京都が舞台の小説
東京に来て2、3日の間、京都へホームシック?にかかっていました。

その結果近所の図書館で選んだ本もいかにも京都~なものに。

万城目 学鴨川ホルモー (角川文庫)ホルモー六景 (角川文庫) 


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ホルモーってなんだ?と思いながら読み始めた結果、とても面白かったです。
実在の大学名をバーンと出しているところも妙なリアリティがありました。
実写映画化もしていると知って見てみたいと思いました。
でも実写化ってどうなってるのか想像つかないです。
あの髪型を忠実に再現しちゃったんでしょうか。


宵山万華鏡 (集英社文庫) 森見登美彦

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これはそのまま京都の宵山が舞台の短篇集。
幻想的なんだけどちょっとぞっとしました。
しかしせっかく京都にいたのに宵山に行かなかったことを今更ながら後悔。
でもこんなに異界に近いなら行かなくても良かったのかも(笑)
いずれ機会があれば本物の宵山に行ってみたいです。



2013/10/09 23:13 | Comments(0) | 読書

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